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忍者の里とシノブちゃんについて
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試験的に、脳内で死蔵されている設定の放流なんかをしてみようと思います。
今回はDSSのニンジャガール、草食忍ちゃんと、彼女の育った忍者の里などについて。

・そもそもあの世界における忍者とは
さて、我々の住む日本では、呼び方は隠密や間者などさまざまですが、古くは飛鳥時代から、忍者が時代の影で活躍していたと言われています。
そういう時代背景は、いちたりない世界においても変わりません。
だいたい江戸時代あたりまで主に活躍し、特に「灰崎」「草食」のふたつの勢力が活躍していたようです。
草食はともかく、おや?もう片方の灰崎さんも、なんだか見覚えがありますね。
そう、灰崎煙楽さんの灰崎、要するにDSSの灰崎さん家のルーツも実は忍者なのです。
こちらの世界で言う、伊賀忍者、甲賀忍者みたいな区分がいちたり世界にも存在し、
主に戦闘に秀でており、金銭を交わす契約を主として活動していたのが灰崎、
山奥に独自のコミュニティを持ち、ふだんは薬などを売りつつ、近隣の国に要請されたときのみ戦いに出るような活動をしていたのが草食、という感じです。
時代の変化とともに、そもそも忍者という存在が世間に必要とされなくなっていくなかで、灰崎は要人護衛・警備という形で世間に順応していく形を選び、現在はDSS社という形で、日本の治安維持に一役買っています。
DSS社に属する人たちに、刀など古風な武器を扱う人たちが見受けられるのも、こういった成り立ちの名残なようです(とはいえ、やはり銃が容易に手に入るような世の中で真面目に刀振ってたりする人は、社内でもやや奇特ではあるようですが……)。

・忍者の里
では、一方草食さんたちはどうしたのでしょう。
結論としては、時代に順応せず、山奥で古くからの暮らしと伝統を維持する道を選びました。
現在でも、可能な限り昔のライフスタイルを守りながら暮らしている地域があり、そこがシノブちゃんの生まれ育った忍者の里です。
(あくまで可能な範囲で、なので、流石に電気やガス、水道やテレビなどは通っています)
古くからの伝統を絶やさないため、忍者の修行を今でも住民全員で欠かさず行っているようですが、現在の里の仕事や収入は、敷地内で多数育てている薬草の販売、それらから作る化粧品や塗り薬、また伝統工芸品の販売が中心となっており、また、治安が悪いいちたり世界の日本の中でも、隠れ里であるおかげか平和なため、戦闘の必要はあまりなく、やや形骸化しつつあるようです。
シノブちゃんはそんな環境で、あまり現代的な知識や文化には触れることなく、しかし、大自然と、優しい両親や里の人に囲まれてのびのびと育ちました。

シノブちゃんと初めての反抗
さて、こぼれ話の「あの時」を読んでくださっている方はご存じかと思いますが、シノブちゃんは実は家出娘です。
両親や周りの人に愛されて育ったシノブちゃんがなぜそんなことをしてしまったかというと、理由は、元来持っていた都会へのあこがれと、無理やり望まない相手と結婚させられそうになったことです。
忍者の里では、基本的に里の住民で歳が近い人たち同士で結婚します。
シノブちゃんも、幼馴染の男性と結婚する予定でした。
小さなころから決められていたことで、シノブちゃんもあるときまでは、特にそれに不満も持たずに受け入れていました。
けれど、幼馴染はときどき、シノブちゃんの気を引くために、シノブちゃんのことをバカにしたり、彼女の大切なものを取りあげたりする人でした。
やだなあ、という気持ちは積み重なっていきました。
そして、ある時、月に1回だけ里に入ってくる、都会の雑誌を見てシノブちゃんは思いました。
「世界はこんな広いのに、自分は一生この狭い里の中で、好きになる人すら選べないで生きていかなきゃいけないの?」
それはなんだか、ひどく損をしている気がする。自分で世界を見てみたい!
自分で本気で好きだと思う人に会ってみたい、この雑誌の中の、「ウェディングドレス」を着てみたい!
すでに決まっている縁談を反故になんてしたら、父上と母上はどう思うだろう?そんなことできっこない。
でも、自分に正直に生きることが一番大切だって教えてくれたのも両親だ。
いろいろな気持ちが抑えられなくなったシノブちゃんは、生まれて初めて両親に逆らい、家も里も飛び出して、単身都会へ飛び出してきたのです。
その後の経緯は、上述の「あの時」の通りです。
(ちなみに、もろもろが落ち着いてからいったん里に帰って、両親や相手の男性とは和解しています)
シノブちゃんは世間知らずで、ときどき世間の常識がよくわからなくて変なことをしてしまいますが、決してバカではありません。
自分の確固たる考えを持っている、結構しっかり大人の女性です。
それと、幼馴染の男性とちゃんと会話しなかったことを少し後悔しているので、思っていることはなるべくしっかり言葉にするようにしています。
環境に恵まれずめげることもありましたが、今は向いている職場と、良い上司や同僚のおかげで、楽しく過ごしているみたい。
自分をあの時助けてくれたアセビの役に立ちたくて、いろいろ頑張っています。
今一番の気がかりは、アセビが時折見せる暗い一面のこと。
あの時彼がそうしてくれたように、無理に聞き出さずに寄り添おうと思っているようです。
アセビさんはアセビさんで、色々こんがらがっている男なので、前途多難だと思いますが……、がんばれ!シノブちゃん!

というわけで、忍者のいろいろと、シノブちゃんについてのお話でした。
かなり長くなってしまいましたが、また別の設定とか、他のキャラについても書けるときがあったら書きたいです。
それでは、また。